「利他の精神」って言葉、この言葉をそのまま受け取ると違和感を感じる。なぜかというと、他人のニーズを満たすことにはなるのだけれど、自分のニーズを満たしているのだろうか?ってこと。
他人のニーズを満たすために、ひょっとすると義務だったり、犠牲になっていたり、罪悪感でやっていないだろうか?
仕事でもそう。売れる商品を作る場合に絶対に欠かせないのが、「お客様のニーズ」。お客様のニーズに応えていない限り商品を買ってはくれない。買ってくれているということは何らかのニーズに応えているということ。
でも、自分ニーズは満たしているのか?って考えてみてほしい。極端な例かもしれないが、他人のニーズを満たす商品は作れた、でも、自分は全くこの商品を売ることにムラムラしなかったらその商品は売れるだろうか?
私が大切にしたいのは、自分ニーズと他人のニーズをつながること。他人のニーズを満たすためだけに生きているわけではない。相手も私のニーズを満たすために生きているわけではない。どうやってつながりをつくれるか?
私は他人のニーズを満たすために生きてきたように思う。どうしてそうやってきたかは、自分ニーズがあるのだが・・・そうなると、本当の自分を生きていないような気になる。