《SelfControl》というアプリを知っていますか? その名のとおり、セルフコントロールするための強力なアプリケーションで、特定の時間まで、登録したウェブサイトを見ることが一切できなくなります(現在はMac版しかありませんが、Windowsでも同様のアプリやシステムはあります)。
なんのために? もちろん、仕事に集中するためです!
少し調べ物……のつもりが、関係のないウェブサイトに夢中になって、あっという間に時間がなくなっていた。なんて経験があるのは、僕だけではないでしょう。特に上司に監視されることのない経営者や、リモートワーカーにとって、インターネットを使う際のセルフコントロールは、なかなか厄介です。
そこで僕は、仕事時間中には《SelfControl》を使っています。そこに、TwitterやYouTube、つい見てしまうショッピングサイトなどを登録し、夜までアクセスしたくてもできないようにしています。
意識が高いときに先回りする
《SelfControl》を使うコツは、意識の高い、一日のはじめに設定してしまうことです。「よし、やるぞ!」と気合いが入っているうちに、《SelfControl》のタイマーを8時間くらいかけてしまいます。そうすることで、その日は夜まで不毛なネットサーフィンで時間を失うリスクがぐっと減ります。
人の意識は一日のなかでも上下するもので、朝は「よし、やるぞ!」と思っていても、お昼過ぎや夕方になると、ついついちょっと休憩、と関係のないことをしたくなります。だからこそ、朝一番に「障害」に対する「対策」をうっておくことが有効です。
※《SelfControl》は一度タイマーを設定すると、時間を延長することはできても、途中で解除したり、キャンセルすることは容易にできません(再起動しても無駄)。
実行力を格段に高めるコツ
今日こそはこれをしよう、と決めていても、なかなかできないことがあります。やりたくないわけではないのに、やらない。もしそういう課題があるなら、とっておきの方法があります。それが「障害」と「対策」アプローチです。
一日のToDoリストをつくっている方は多いと思いますが、やることだけを書いていても、できないことがあります。そういうときには、そのタスクを完遂させるために、どんなことが「障害」となるのか。そしてその「対策」として、なにをするか。まで決めておきます。そうすると、実行力が格段にアップする、という研究結果があります。
もし社員さんに、一日のアクションプランを出してもらっているなら、障害と対策まで書いてもらうようにすれば、実行確率はさらに上がるはずです。
マネジメントはTECHでする
恐怖や報酬をつかわなくても、《SelfControl》のようなアプリやテクノロジーを活用することで、仕事の生産性は格段に高まり、さらにゲーム感覚で面白くもなります。そのために必要なのは、やはりまず知ることです。
他の会社では、マネジメントにテックをどう活用し、成果を爆上げしているのか。知りたくありませんか?
AI活用塾で大人気講師をしてくださっていた、藤野貴教さんに、AIやRPAだけでなく、最新のテックをどうマネジメントにつかい成果を出すのか。具体的には、時間あたりの生産性を高めたり、離職率を下げたり、社員の目をきらきら輝かせるような働きがいを生みだすのか。
そういったことをぎゅっと凝縮して語っていただきました。AI活用塾は全4回で30万円近い価格になりますが、今回の音声講座は10分の1に近い、とても学んでいただきやすい講座になっています。オンデマンドなので、いつでもアクセスしてお聴きできるのもポイントです。
テクノロジーはもはや経営そのもの
気合いと根性では、大事な社員さんが辞めてしまいますし、これからの時代ますます採用や確保もむずかしくなっていきます。
テクノロジーは管理するためではなく、社員さんの心の状態を知ったり、パフォーマンスを発揮できる組み合わせを見つける、生産性の高まるアイデアを引き出すために使ってこそ価値があります。
もし自分の経営が、もしかしたら古い方法のままかもしれない、他の成果の出ている会社では、どんなことをして、時代に適応しているんだろう? と思ったなら、ぜひ一度、藤野さんの話を聴いてみてください。必ず会社に新しい風を吹かせる、ヒントやアイデアに出会えるはずです。
経営を進化させましょう。