赤ちゃん用の商品は、女性にも売れる。本来は赤ちゃん用ではないとしても、それを伝えるだけで効果がある。実際にある化粧品メーカーが、日焼け止めクリームに「赤ちゃんにも使えます!」というシールを貼ったところ、売上がぐんと伸びた。
「一番敏感で、一番繊細な赤ちゃんに使えるのだから、きっといいに違いない。」そんなことは一言も書いていないのだけど、みんなが勝手にそう解釈して(それが信用となって)売れるのだ。人間心理をうまくついた名コピーではないか。
圧倒的な強みは足元にいる
似たような話で好きなのが「ネコを飼っています」だ。なんの変哲もない会社が、事務員の募集をしていた。ところが求人誌に載せても問い合わせはさっぱり。なにかウリや特徴を打ち出そうにも、これといってない。特別給料が高いわけでもなく、差別化できるほどの福利厚生もない。アットホームな職場です、女性の多い仲のいい職場です、そんなことはどこだって書いている。
なにかウチだけのポイントはないか……そう考えていると、足元に猫が甘えにきた。その会社の事務所ではネコを飼っていた。そうだと思い、求人欄に「事務所でネコを飼っています」と一言加えた。すると次の日から、就職依頼が殺到したのだ。
目指すは圧縮言語の達人
これまたそんなことは一言も書いていないのだが、ネコを飼っているのだから、きっと殺伐した職場ではなく、のんびりとして、ネコ好きが多く、人間関係にも困らなさそうだ、と勝手に解釈されたのだ。
商品パッケージや求人欄のようなスペースの限られた場所だけでなく、キャッチコピーでも俳句や川柳のように、言葉を圧縮してより多くを伝えなければいけない。ド直球のメッセージが刺さることもあるが、「赤ちゃん」や「ネコ」の例のように、相手が勝手に想像力を働かせる言葉の方がうんと効果的だ。
もしストレートに表現して思う結果が出ていないなら、相手の想像力を刺激する表現ができないか考えてみてほしい。もし、うまいメッセージを発見できたら、ライバルがひっくり返るくらいのリターンが待っている(そのときはこっそり教えてほしい)。
右腕が育つのだから、経営者はもっと
先日から「右腕超育成プログラム」の第2期の募集が始まった。あなたの「右腕」と呼べる存在が育つのだ。もしそれが本当なら、どれだけ大金を積んだって安いものだろう。問題は「本当に右腕が育つのか」どうかだ。
結論を言えば、育つ。ただし、全4回の講座期間中に、とはなかなかいかない。右腕と呼べる存在の「育て方」がわかる、というのが正しい(むしろこっちの方が価値がある)。だから他の社員たちにも同じ方法を実践させれば、全員必ず育つ。それは保証する。
その上で強調したいのは、「ふつうの社員」が「右腕」と呼べるほどにまで育つノウハウなのだから、経営者であるあなたが社員のつもりでやったなら、当たり前だがむちゃくちゃ成長する。人間力も会社も。実のところ、そっちの方が重要だ。
具体的になにをするのか
目標を設定し、計画を立て、実行、チェック、改善。このループを一人でに高速に回せるようにする。そのための方法とツールをお渡しする。要はそういう講座だと思ってくれていい。
そして本来、この内容はすこぶる高い。先生を呼んで習うと、1回にもろもろで60万円はかかる。もちろん1回で学びきれないので、何度もお願いする。まず基礎理論、それから日々の業務の抜本的改革から、週間計画、月間計画と、少しずつ難易度を高めて計4回教わったとしても、それだけで240万円だ(ドドーン!)。
だから大企業しか知らなかった。そこで我々の出番だ。お得意の割り勘である。大先生、みんなで学べば手が届く。これだけのノウハウを人生かけて体系化した先生だが、参加企業みんなで割り勘的にお金を出し合えば教えを請うことができる。言い切れるが、こんなチャンスは他にはない。
大企業だって自前じゃない
社員を育てるには教育しなければいけない。まして右腕と呼べるレベルを求めるなら、きちんとした教育のロードマップ、つまり「教育システム」というものが、日々、週間、月間、年間を通じてなければ話にならない。
大企業が大企業として存在しつづけるには、優れた商品やサービスの力だけでは無理だ。優れた一気通貫の「教育システム」があるかないかが問題になる。そしてそれは、大企業といえど大半は自前で生み出してはいない。
ここだけの話、上場企業の多くがあるメソッドを学び、採用している(パクっている)。それこそが、なにを隠そう「右腕超育成プログラム」で学べる内容というわけだ(今回はさらにいいとこ取りをしたスペシャル版である)。
警告:
一気通貫の優れた「教育システム」を、自前で生み出そうと思わない方がいい。何年かかるかわからなければ、その間に何千万、何億が無駄になるかもわからない。心から、無謀なのでおやめなさいと言いたい。だって、そんなことをせずとも「ある」のだから。
すでにある右腕を育てる方法を、知り、学び、取り入れ実践する。それが莫大な時間とお金の節約になる。それは間違いがない。だからもう一度言うけれど、自前で用意しようだなんて思わないことだ。正しいことが証明された地図があるのに、あなたは自力でゼロからまた地図を作る気だろうか(地図を作ることがあなたの使命なのか)?
開催されるべき講座
幸運にも、我々はこのメソッドを先生から直接習い、マネし、絶賛実践中である。文字通り「教育システム」としてのノウハウとツールがあるので、新人だろうが中途だろうが、同じ方法で成長の階段を昇ってもらうことができる。こんな楽で確実な道はない。
第一回目の「右腕超育成プログラム」では、25社がこのノウハウとツールを手にしていった。満足度も参加者の9割が90点以上と、驚くべきものだった。
今回、第二期を開催を決定し、再び先着25社限定とした。最少催行社数は15社だ。現在はまだ至っていない。ということは、このままでは開催されない可能性もある。それは正直我々よりも、日本中の中小企業にとって大損失だ。だからどうにか開催したい、というか、されるべきだと思っている。
1名分の料金と申込みで2名分
詳しくは募集ページを見ていただきたいが、1名分の料金と申込みで、もう1名参加できる講座になっている。つまり、経営者であるあなたが参加するなら、一緒に学びたいと思う社員や幹部1名は、無料で参加する権利がついてくる。ぜひ活用してほしい。
自ら考え動く「右腕」と呼べる社員の育成が、会社の未来を拓いていく。経営者として、そんな右腕を育てることにコミットしてほしい。そしてこの講座で、一生モノの教育ノウハウとツールを手に入れてほしい。
ではでは、また。