今日は社員さん向けのちょっとしたワークをご紹介します。30分もあればできますが、内容は強力です。仕事の密度や社員さんのモチベーションが、劇的に上がる可能性があります。ぜひトライしてください。
やり方は簡単で、
(1)まず、毎日の業務のなかで「やりたくないけど、やっていること」もしくは「時間がかかるだけで、誰でもできること」をリストアップしてもらいます。
(2)それらにかかっている時間(分)を書き出してもらいます。
(3)最後に、もし、今かけている10分の1の時間で、それらの業務が終わるとしたら、残りの10分の9の時間で、なにがしたいのかを考えてもらいます。
これだけです。そしてこれこそが、業務を自動化(RPA)して成果を出す、一番大切なプロセスになります。
1日4時間の作業が30分になった
多くの市町村でどんどんRPAが導入され、作業環境が驚くほど変化してきています。RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、要するに業務の「自動化」のことです。
ボタンをポチッと押したら、ある決められた作業が自動でどんどん繰り返される。その結果、毎日人の手で4時間かけていたことも、30分で終わるなんてことも、当たり前におこっています。しかし、問題はその後です。
生まれた210分で何をするのか?
RPAによって生み出された210分(3時間30分)で、一体なにをするのか? もしぼーっとするだけなら、4時間かけていたときと、なにも変わりません。でも、本当はやりたいことがあるはずです。
あなたの会社でも、業務を自動化して時間を生み出すことはできるでしょう。でも、そうやって生まれた時間にやりたいことがないのなら、その自動化は意味がありません。
でももし、「お客さまのためにもっとこういうことをしたい!」「今できていない、こんなことに時間をかけたい!」という想いがあるのなら、RPAによって会社の雰囲気も、社員のモチベーションも、そしてお客さまとの関係性も、大きく変わるはずです。
業務の自動化は社員さんが進める
最初にご紹介したワークを通じて、社員さんからもっとこんな仕事がしたい、ただの作業ではなく、お客さまにもっとこんな貢献がしたい、と出てきたなら、こっちのものです。その時点で、彼らには業務の自動化(RPA)の必要性が伝わっています。
そうなったなら、どうすればできるだけコストを抑え、実現可能なラインで自動化ができるかディスカッションします。使えそうなサービスがあれば、どんどん提案してもらいます。RPA推進委員会をつくるのもいい手です。
経営者がただ「これからはRPAの時代だ!」と言っても、社員さんには響きませんし、自発的に動いてくれません。ぜひワークを通して、仕事のやりがいを増すためのRPAに、社員さんと一緒に挑戦してみてください。
追記:社員さんの経営センスを磨く方法
AIとRPAの違いをはじめ、何ができて何ができないのか。今どんな時代になっていて、これからどうなっていくのか。そのとき、自分たちはどんな仕事をするのか。
こういったことは、なかなか社員さんにはイメージしにくいかもしれません。本を配っても、読んで理解できる人は少ないです。そこでおすすめしたいのは、身近な例をまじえて、人に話してもらうことです。
あなたにそれができるなら一番ですが、ライフワークのAI活用塾の大人気講師である藤野貴教さんのお話を聴けば、一発で要点と課題が見えてきます。
今回、AI時代に会社を成長させ、同時に社員を幸せにする方法を、たっぷり116分も語っていただきました。そのなかには、さらに詳しくRPAの導入や実施方法についての解説もありますので、お楽しみに。
追記2
116分(前後半合わせて)の音声講座になりますが、CDをお送りするものではなく、オンラインでお聴きいただけます。
通常速度の音声のあと、1.5倍速での音声も追加しましたので、ツールやソフトなしに時短学習もできますので、ぜひご利用ください。